月次アーカイブ: 7月 2014

ある高校のHPを管理したときの話です。

たまたま私は、その学校に臨時教員として入り、HPの管理をまかさせました。
当然、高校のHPです。
そのHPはレンタルサーバーではなく、高校が所属する教育委員会のサーバーで動いていました。

コンテンツマネージメントシステム(CMS)で、NetCommons(ネットコモンズ)というものがありますが、それを教育委員会で推奨しているため、独自に作成しているHPも、やがては、それにおさめられるようです。

まず、NetCommonsのマニュアルをまずはダウンロードして印刷して、理解を図りました。そして、他校のHPを参考にしながら進めていたのですが、コンテンツマネージメントシステムというものが、かなりくせものでした。なんとなく簡単に、Wordを編集するかのように、HPも作れるように説明されていましたが、現実は、とうていそんなことはありませんでした。

私は、HPにのせる記事を他の先生からWordで提供されていましたが、それをコピぺすればいいと思ったのです。楽ちん楽ちん、と思いきやNetCommonsに貼り付けたら、文字数オーバーなるエラーが出てしまいました。原稿の文字数から考えて、文字数オーバーは、とうていありえないはずなんだがと、悩みましたが、いろいろ調べていくうちに、Wordには制御文字なる、文字ではない情報が含まれていて、それが文字数オーバーの原因だということがわかりました。
それで、Wordの文字をテキストエディタに貼り付けて加工して、貼り付けたところ、この問題は解決しました。
NetCommonsで一番苦労したのは、テーブル、つまり表形式のものを作るときでした。コンテンツマネージメントシステムでは、ビジュアル的に作れるような説明がありますが、いざ作ってみると、不具合だらけ。

また教育委員会の自作サーバもスペックがかなり悪いらしく、HPが表示されるまで10秒ほど待たされる始末。
ホームサーバ以下の性能であり、自分が個人的に使っているVPSサーバの数倍低スペックです。
(ちなみに自分が使っているのはさくらVPSのSSDプランの高いやつです。メチャ早いです!)
サーバは自作するんじゃなく、レンタルサーバやVPS、クラウドサーバで外部委託したほうがコストも性能も上がるのに・・・。
と、言いたかったのですが臨時教員という肩身の狭い人間なので言い出せず。

自作サーバも大きな問題だったのですが、一番の問題は、他の先生に記事を打診しても、なんのレスポンスもなかったことです。
これは学校という世界の特色のようです。

人には言えなかった、ボクの黒歴史を公開してます。
↓まずはこちらをご覧ください。

以前自分は、社内や仕事関係の情報を共有するためのホームページを作成したことがあります。
そのときサーバを自作しましたがランニングコストが想像以上に高く、結局VPSに落ち着きました。
今回は自作サーバのランニングコストについて書いてみます。

自作サーバを作るまでの経緯

会社の社長が参加したセミナーで「これからはホームページで集客する時代」という話を聞いたらしく、自社ホームページを作ると言い出しました。
自分は社内で「パソコンに詳しい人」というレッテルを張られていたため、その役に抜擢されます。
ただ「金をかけるな!」という条件が付いていました。

そのため全て無料の物を使いサーバを立てる方針にしました。
社内でLinuxサーバをたて、httpd,ftp,PHP,MySQL等の運用するにあたって必要となる各種プログラムをインターネットで調べながらインストールし、ホームページを構築していきました。

サーバ機は会社に余っていたノートパソコンを再インストールして使いまわします。

社内での評価は上々

当時はエコブームだったこともあり、社報にエコ活動として取り上げられるなど、注目度の高いプロジェクトになりました。
自分はホームページ制作を通常業務と兼任していたのですが、ホームページ制作に専念することになります。
給料も専門職手当として1万円ほど増え、順風満帆でした。

高コストが徐々に問題に

当時は、CMS等のホームページの運営をサポートするツール類が発達しておらず、エディターでHTMLを手入力していました。

他の通常業務の合間にホームページを少しずつ改変していっていたので、HTMLのタグなどもうる覚えで、その都度インターネットで調べながら作成していきます。

ホームページ開設から時間がたち、蓄積された情報が増えるにつれ、情報の閲覧性が低下したため、ホームページの改変の要望が多くなってきました。
そこで、情報の閲覧性や管理等を考慮したうえで、CMSの導入を検討することになります。

しかし、どのようなCMSがあるのか?ホームページ上で実現させたい機能をCMSが持っているのか?そのCMSにはどのようなプラグインがあるのか?そのCMSを動作させるための環境にどのように移行させるのか?後々のメンテナンスはどうするのか?等々多くの問題や疑問に対する調査時間を確保することができず、また予算的に専門の人員に依頼することができずにいました。

特に問題と思われたのが、メンテナンスのことで、サーバ等の環境を構築するための情報は比較的容易にインターネット上で確認することができたのですが、セキュリティーアップデート等のアップデート作業についての情報が乏しく、何度か失敗をしました。

社内サーバは、人的コストがかかりすぎると役員会で指摘が入ったようで、サーバー自体をアウトソーシング出来ないかと取締役会から注文が入りました。
これは自作サーバのランニングコストが高つくことを想定しきれなかった、自分のミスだと思っています。

自作サーバからVPSへ

そこでさくらの専用サーバにwindowsServerのプランがあることを思い出し、提案することにしました。

月額2万円近かったのですが、社内サーバでセキュリティアップデートなどに費やす人的コストを考えれば安いものです。
さらに省電力のサーバを使ってはいたのですが、それなりの電気代がかかるようでした。

しかし専用サーバの2万円ですら高いと役員会で指摘されます。
そこで急遽代案として考えていたVPSを提案してみると、それがすんなり通りました。
VPSは3千円くらいですから、かなりのコスト安になるようです。

その後、VPS業者を比較してWebARENAを使うことになりました。
理由は一番低コストかつ、それなりに使えるVPSだから。
VPSを3台借りても月額1200円ほどなので会社的にはかなり助かっています。

追記:そのときに調べたVPSの比較表は以下をご覧ください。
VPS 比較

私は仕事で某ストリップ劇場のHPを作った事があります。
業界でも大手で、誰でも名前くらいは知っている有名な劇場です。

当時、私が所属していた会社は、人数こそ少ないものの真のプロフェッショナル揃いで、たいていの仕事はアッサリとこなしてしまっていたのですが・・・。
この時ばかりは、デザイナーさん達が激しく悩んでいました。

企業HPには一定の型があり、内容は決めやすいのですが、この時ばかりはそうは行きませんでした。
(「会社概要」とか「採用情報」とか、パターンどおりの情報を載せれば良いという物ではありませんし)

何よりも、「アダルトサイトみたいにはしないでくれ」というオーダーにどう応えるか?がテーマとなりました。
「うちのは芸術だから」と言う言葉どおり、実際にショーを見たデザイナーさん達は「確かに、あれは芸術だわ」と言っていたのですが、それをHPでどう表現すれば良いのか?
HTMLの表現や、Flash でインタラクティブ性の高いコンテンツを作る時には縦横に活躍する人達が、この時ばかりは悩んでいましたね。

結局、「あれは他の手段では伝える事ができない」という結論に達して、実際のショーの一部を動作で再生する仕様にしました。
今、WEB上で動画を見せるのは一般化しましたが、随分前の話です。
いろいろと技術的な問題もあったのですが、やはりあれがベストとだったと思います。

その後、アンケートページからのリサーチ結果によって、いわゆる「踊り子さん」達にはかなりの固定ファンが付いていて、情報に飢えている事が判りました。
これについては、後からメールマガジンを作って対応した模様です。

やはり、「何を見せるか?」という「内容」から考える必要がある場合、WEBサイトの制作は難しいです。
それも「前例が無い」仕事であれば尚の事ですね。

さらに当時はアダルト系サイトの公開を認めてくれるレンタルサーバが少なかったこともあり、サーバ選びに難儀しました。
アダルトOKのサーバもあるにはあるのですが非常に高額です。
月額3万といったボッタくりに近いレンタルサーバもありました。

そこでサーバを自作して、会社で管理すればコストが抑えられるのではないかと考えました。
会社には固定IPも振られているため、環境としてはもってこいです。

そこでさっそく部品を買いあさり、サーバを自作することにしました。
サーバを自作するのに慣れたスタッフがいたため、サクサクと組み立てられ約半日でサーバが完成。
ホームページも優秀なスタッフが集まっていたこともあり、約2週間で公開できるまでになりました。

しかしいざ公開してみると、想定外の問題が頻発しました。
とくに自作サーバ周りの問題は致命的で、これ以上サービスを続けるのは難しいとの判断が下されるのです。
問題になったのは、ネットワーク機器の問題です。
当時はまだISDNという低速回線だったのですが、ホームページにアクセスが集中すると、仕事でネットを使うことができないくらいネットワーク資源が枯渇してしまうようになったのです。
また当時入居していたビルは頻繁に深夜や土日に電源工事のため停電してしまいます。
そのたびに誰かが常駐してサーバを見守る必要があり、人件費というランニングコトストが非常に高くついてしまったのです。

そして協議の結果、料金が高いレンタルサーバに泣く泣く引っ越すことになりました。

これが私が経験した自作サーバの失敗体験談です。

今ではいい思い出ですが、あれほど優秀なスタッフが集まった会社も、今は倒産してしまいこの世に存在しません。
あのメンツであれば、どんな仕事でもこなせそうな気がしたのですが、今思い返しても残念ですね。