自作サーバはランニングコストが高くなる

人には言えなかった、ボクの黒歴史を公開してます。
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以前自分は、社内や仕事関係の情報を共有するためのホームページを作成したことがあります。
そのときサーバを自作しましたがランニングコストが想像以上に高く、結局VPSに落ち着きました。
今回は自作サーバのランニングコストについて書いてみます。

自作サーバを作るまでの経緯

会社の社長が参加したセミナーで「これからはホームページで集客する時代」という話を聞いたらしく、自社ホームページを作ると言い出しました。
自分は社内で「パソコンに詳しい人」というレッテルを張られていたため、その役に抜擢されます。
ただ「金をかけるな!」という条件が付いていました。

そのため全て無料の物を使いサーバを立てる方針にしました。
社内でLinuxサーバをたて、httpd,ftp,PHP,MySQL等の運用するにあたって必要となる各種プログラムをインターネットで調べながらインストールし、ホームページを構築していきました。

サーバ機は会社に余っていたノートパソコンを再インストールして使いまわします。

社内での評価は上々

当時はエコブームだったこともあり、社報にエコ活動として取り上げられるなど、注目度の高いプロジェクトになりました。
自分はホームページ制作を通常業務と兼任していたのですが、ホームページ制作に専念することになります。
給料も専門職手当として1万円ほど増え、順風満帆でした。

高コストが徐々に問題に

当時は、CMS等のホームページの運営をサポートするツール類が発達しておらず、エディターでHTMLを手入力していました。

他の通常業務の合間にホームページを少しずつ改変していっていたので、HTMLのタグなどもうる覚えで、その都度インターネットで調べながら作成していきます。

ホームページ開設から時間がたち、蓄積された情報が増えるにつれ、情報の閲覧性が低下したため、ホームページの改変の要望が多くなってきました。
そこで、情報の閲覧性や管理等を考慮したうえで、CMSの導入を検討することになります。

しかし、どのようなCMSがあるのか?ホームページ上で実現させたい機能をCMSが持っているのか?そのCMSにはどのようなプラグインがあるのか?そのCMSを動作させるための環境にどのように移行させるのか?後々のメンテナンスはどうするのか?等々多くの問題や疑問に対する調査時間を確保することができず、また予算的に専門の人員に依頼することができずにいました。

特に問題と思われたのが、メンテナンスのことで、サーバ等の環境を構築するための情報は比較的容易にインターネット上で確認することができたのですが、セキュリティーアップデート等のアップデート作業についての情報が乏しく、何度か失敗をしました。

社内サーバは、人的コストがかかりすぎると役員会で指摘が入ったようで、サーバー自体をアウトソーシング出来ないかと取締役会から注文が入りました。
これは自作サーバのランニングコストが高つくことを想定しきれなかった、自分のミスだと思っています。

自作サーバからVPSへ

そこでさくらの専用サーバにwindowsServerのプランがあることを思い出し、提案することにしました。

月額2万円近かったのですが、社内サーバでセキュリティアップデートなどに費やす人的コストを考えれば安いものです。
さらに省電力のサーバを使ってはいたのですが、それなりの電気代がかかるようでした。

しかし専用サーバの2万円ですら高いと役員会で指摘されます。
そこで急遽代案として考えていたVPSを提案してみると、それがすんなり通りました。
VPSは3千円くらいですから、かなりのコスト安になるようです。

その後、VPS業者を比較してWebARENAを使うことになりました。
理由は一番低コストかつ、それなりに使えるVPSだから。
VPSを3台借りても月額1200円ほどなので会社的にはかなり助かっています。

追記:そのときに調べたVPSの比較表は以下をご覧ください。
VPS 比較